天狗櫻 熟成原酒 2010~2016

説明

他国の蒸留酒は長期貯蔵により熟成させることが一般的であり、熟成させずに飲むことができる芋焼酎は特異な存在です。
芋焼酎を熟成させることでさらに魅力を引き出せないかと考え、2010年より長期熟成用の原酒を貯蔵しておりました。
貯蔵年数が長くなることで芋特有の風味は徐々に薄れますが、微量成分が馴染むことにより、落ち着いたまろやかさ、余韻の長さ、バニリン、さつま芋のグラッセを思わせる独特な甘さなど、フレッシュな芋焼酎とは違った味わいが感じられます。
2019年より、仕込みに用いるさつま芋が自社芋のみとなった為、製造量の問題から貯蔵用の原酒の確保が難しくなっております。検討の結果、残念ながら長期貯蔵の取り組みを来年の発売をもちまして一旦終了することといたしました。今回、節目として、これまでの熟成酒の原酒を発売いたします。
2010年から5年熟成酒として25度に加水したものを毎年販売しておりますが、今回ご案内の商品は加水する前の原酒となります。また、原料芋には自社栽培のさつま芋だけでなく、以前契約していた種子島産のさつま芋も使用したものとなっております。
お好みで、ご自宅でさらに熟成期間を長くするなど、芋焼酎の味わいの変化や可能性をお楽しみいただけることと思います。

蔵元紹介文より

各年度により度数、価格が異なります。
詳しくは店頭にてご確認ください。